今回は写真付きです。 | 我らFifthRovers

今回は写真付きです。

先週末、22・23と冬山の訓練キャンプに行ってきました。

冬山をまったくやったことのない私にとって今回の訓練はとてもためになりました。

まったくの初めてということは、装備品も何もありません。まずはそれを揃えるところから、始めるわけですが、お金がかかってしょうがない。まともに揃えたら、十万以上かかるわけでそれでは装備そろえて、山行く金がなくなってしまう。そんなわけで、今回は最低必要なものだけ、買い揃えてあとは学生時代に山をやっていた父親に借りることにしました。

まず買ったのが靴。ほんとはプラスティックブーツがほしかったのですが、生憎品切れだったため、40%オフになってた革靴にしました。それから、アイゼン、上下のウェアとグローブはアウトレットで安く揃えました。

訓練といっても、今回はほんとに冬山を始める為のきほんのき。雪上での設営からアンザイレン、雪崩に巻き込まれた時の対処法、ピッケルワーク、滑落防止、キックステップ、支点確保という項目をやりました。

一日目。幕営地から2キロほどのところに車を置き、パッキング。
出発すると、すぐに膝丈以上に積もった雪が。ここで初めてラッセルを体験することになった私ですが、同時に雪山の過酷さを知ることとなった。 歩いたのはわずか数キロなのだが、これが辛いのなんのって!先頭になって10歩も歩けば息が切れて、足を上げるのもやっと。10人のパーティだったので、先頭を変わるがわる行けたのが、救い。それでも登りきった時の達成感は今までに感じたことのないものだった。これがほんとの山だったら・・・。

幕営地について一服すると設営。そのあとバディのアイザレンを教わり、実際に相方が落ちたときの対処法などをやったそして最後は雪崩に巻き込まれたときの対処法というか、体験。雪穴を掘ってそこに入って雪をかぶせる。どんな感じなのだろうと思う人は実際にやってみてください。穴を掘って埋められれば簡単に体験できます。

こんなことを一通りやって、ご飯を食べ、9時ぐらいには消灯したのですが、何を思ったのか私は夏用のシュラフ一枚で寝てしまったのです。それがしっぱいだった。夜の気温は氷点下約15℃。あまりの寒さにほとんど寝れず、終いには着れるもの全部着込んで寝てました(笑)これは真面目にちゃんとしたシュラフを買わねばと思った冬の夜でした・・・。

二日目。生憎天気が悪く、雪は降っていないが風が強い。ゆっくり朝食をとった後、ピッケルワークと滑落防止をやった。下りのときに滑ったとか、頭からこけたとか、様々のケースを想定してやったのだが、実際滑り始めると100キロ以上出るらしい・・・そうなったらあとの祭りなので、そのなる前に体を止めるようにするのが目的。そのほかに2項目ぐらいやったが、風が強くなる一方で集中力がなくあまり覚えてない(というか文章を打ちつかれた)ので、少略。

まあ、何はともあれ、これから冬山もガンガン攻めていくので、報告もお楽しみに。